MTM mini4factory
 第38回ミニ四駆選手権全国大会 in 関東 準優勝マシン

- 2006.11.28 公開 -
- 2007.03.07 更新 -

- テクニカルデータ -
2006年11月26日に千葉県船橋市で開催された第38回関東大会で準優勝したマシンです、ベースはりんごジャム特製(絶版)の赤VSシャーシを使用して重量はボディも含めて77グラム(バッテリーは無し)、下吊りWAローラー仕様でフロントスラストは約4.5゜、リヤはアップスラスト1゜ほど付いています。
左フロントローラーはSA(13mm)仕様に830ベアリング内臓、スラストはフロントは約2゜、リヤは0゜です、リヤローラーは基本的に路面から垂直、スラスト0゜が基本で走らせるたびにまめにチェックします。(今回はLC対策の為あえて右リヤに角度を入れています)
フロント幅は104.5mm、取り付けはセンターから0.4mmほど右(画面左)が狭くなっています、これはLCで積極的にローラーを押し付けるためです、またエッジが効くように右ローラー(画面左)が逆ハの字になるように僅かにスラストをつけています。(タイヤと前後並行及び垂直にローラー配置した方が速度は出ます)
リヤは下が104.92mm、上が104.85mmで右上のほうが狭くなっています、これはLCで車体を傾け積極的にフロントローラーのエッジを効かせる為です、ローラーは上下共830ベアリング仕様でローラーステー位置が低いのはJCJCコースのフェンスの下の方がたわみ難い性質を利用してコーナー速度を上げるためです。
リヤステーの取り付け方法です、シンプルかつ高強度に組めます、重心も低くなりロールセンター近くにリヤステーが来るので走行中のリヤのネジレが少なくなります、またローラーピンが上に長いのでLCではたわんで積極的にアップスラストが付きLC攻略がし易くなります。
(そのような気がします)
上からの画像、タイヤは前後ともインナースポンジ仕様で直径34.7mm、フロントは黒ゴム干しタイヤでフラットで幅3ミリ、リヤはシリコンでフラット3.5ミリの接地幅となっています。
(フラットでは無く丸いラウンド加工だと面圧の関係でコーナーでグリップしてストレートでグリップしないような気がします)
シャーシ底からの画像、見ての通りサイドレス井桁となっています、剛性を上げた完全な井桁構造の方がトップスピードは伸びますが秒速7.2m辺りからLC越えが非常に難しくなる傾向になります、そのためLCでローラーがフェンスに食いつくようにわざと剛性を落としています、しかしサイドレスは想定速度に見合うように組まないと逆にネジレ過ぎてLCが飛び易くなる傾向です。
カウンターギヤはガタを減らすためにモーターピンをシャフトに使い830ベアリングを入れています、カウンターギヤのガタの解消はトルク抜けの少ない動力系になります。
トルク抜け解消にはノーマルのギヤ位置を保持する事が大切です、でもクラウンの位置やプロペラシャフトの高さなどに秘密のノウハウがありますが今回は内緒で・・(笑)
カウンターギヤ裏面、シャフトの長さをピッタリ合わせているので見た目は結構シンプルになります。
(今大会優勝のモツ氏のカウンターギヤも同様な加工がされていましたが、当方のとは比べ物にならないほど精度良く回っていました!)
今回プロペラシャフトのリヤ受け部に520ベアリングを入れ、負荷が掛かったときのペラシャフトのバタツキを抑えました。(zak氏のサイト参照)
また九州方面からの技術であるフロート軸受けを独自に解釈して520ベアリングの前にストッパーを入れる事でフロント側のピニオンのフロート化を実現しました。
フロントのプロペラ軸受けは黒ヒゲこと石倉氏のアイディアを拝借してFM用中空ペラをカットしFRPプレートに接着した後、0.5mmの厚みまで削り込みさらに半円状に削ってペラ受けを新設しています、またピニオンをペラ受けから浮かしフロート化する事で抵抗を減らしています。
それとペラシャフトはピカールで鏡面加工しています。
ターミナル端子はノーマルをピカールで鏡面加工して使用、これだけでもチェッカー上で1キロUPが望めます・・まぁこれは気分の問題かなぁ?(笑)
ちなみに今回使用したバッテリーはアルカリの赤パナ、10月ロットを48℃付近で30分以上加熱して内部抵抗を減らし、走行直前に39℃〜42℃になるようにしてアタックしました。
上記のマシン技術は物理理論で証明されてない「たぶんそうだろう」という程度の物です、特にプロペラシャフト回りはノーマルで秒速7m(実測)以上出るように作れない内は加工の必要は無いと思います、これ以外にもセッティングの方法は多種多様・・幾らでもあると思いますので柔軟な考えでマシン製作を楽しみましょう。

11